Sunday, October 22, 2006
Hey You Blues
昔、大学に行かないで歌舞伎町のコンパに入り浸っていた頃、つまり落ちこぼれの頃、よく店のジュークから流れてきていたのが左トン平の名曲「ヘイユーブルース」。歌詞の内容がこれから社会人になった場合の自分の立場を暗示しているようですごく衝撃を受けた。また、単なるタレントの企画ものではなく、音楽的に優れていたのもひかれた原因。35年近く忘れ去っていたその名曲にAppleのiTune Music Storeで出会い、即購入。おそるおそる聴いてみるとまったく時代に取り残されることなく、その曲は「生きて」いた。先日近所のライブハウスで流したところ来ていた常連にバカ受け。皆音楽にうるさいヤツであるが、トン平の歌唱力以上にバックバンドの実力に舌を巻く。それは当然、ライブハウスのオーナー(Down Town Boogie Woogie Bandのドラマー・相原誠)によるとバックは伝説のドラマー・ジョニー吉長のYELLOW。ジョニー吉長はこのライブハウスで目の前で観る機会があったが、ただただすごい人。35年たって何となく納得。
Sunday, October 08, 2006
You Are The Sunshine Of My Life
1972年発売されたStevie Wonderの画期的なLP。恐らくR&Bアーチストが初めてシンセサイザーを使った最初のLP。日本ではこのLPの中のSuperstitionー迷信が有名。でもオレはYou Are The Sunshine Of My Lifeの方が好み。このLP以降Stevieの曲は難しくなっていき、彼自身は天才と言われるようになるんだけど、オレはついて行けなくなる。数年前、札幌のオレのねぐらSoul Dressingで偶然Overjoyedを耳にして、少し彼への関心を取り戻したけど、最近のCDを聴いて分からなくなってしまった。いずれにせよこのYou Are The Sunshine Of My Lifeはラブソングの傑作の中に入る名曲。日本では平井堅がカバーしている。
Sunday, April 16, 2006
It's Real
Hip Hop全盛の中で正統Soulを貫く偉い兄弟、K-Ci & JOJO-----
何の知識もなく、Tower Recordの店内放送で聴いて、即購入した曲。ちょっと見は危険そうな2人。実は数ヶ月前、ステージでの卑猥な行動で逮捕されている。オレの先入観はこのような2人はHip Hop系と見なすが、彼らが歌う曲は正統派R&B。Hip Hopが全盛の今、彼らの曲は新鮮に聞こえてうれしい。その後も正統はR&B系のCrazyという曲もリリースしている。彼らで印象的なのはBabyface兄弟とSoul Foodという映画でユニットMilestoneを組みI Care Bout Youという曲を歌っていたこと。BabyfaceのUnpluggedにも出演している。
Special Lady
Special Ladyと聴きたい。
1979年のRay, Goodman & Brownの大ヒット曲。アカペラでスタートするMellow Soulの代表曲。You must be special lady and a very exciting girl, you must be special lady because you got me sitting on top of the worldというフレーズで始まるラブソング。25年位前、次女が生まれた夜、酒を飲みながらFMを聞いているとこの曲がかかり、そのまま耳にこびりついた。翌朝レコード店に直行し、購入。
最近ハモればSoulだ、Gospelだ思いこんでいる日本のアーチストがたくさんいるが、そんなのは形式だけ。Ray, Goodman & Brownのハモを良く聴いて欲しい。ハモ以外に何かが存在する、それは言葉で表せない。少なくとも日本語の歌詞はSoul, Gospelにならない。また、Gospelを歌うコーラス愛好家がたくさん出てきているが、歌詞の重さをもっと理解するべき。ただ、声をヒステリックに張り上げているのがGospelと思ったら大間違い。
勘違いしている人たちには絶対おすすめの曲。
最近ハモればSoulだ、Gospelだ思いこんでいる日本のアーチストがたくさんいるが、そんなのは形式だけ。Ray, Goodman & Brownのハモを良く聴いて欲しい。ハモ以外に何かが存在する、それは言葉で表せない。少なくとも日本語の歌詞はSoul, Gospelにならない。また、Gospelを歌うコーラス愛好家がたくさん出てきているが、歌詞の重さをもっと理解するべき。ただ、声をヒステリックに張り上げているのがGospelと思ったら大間違い。
勘違いしている人たちには絶対おすすめの曲。
Friday, April 07, 2006
Take It To The Limit
Soul musicではない。The Eaglesのバラード。直訳すると「極限までいってみな」。1975年発表された曲。オレがちょうど結婚した頃の曲。その頃は大して気にもしなかった。それが90年代前半徹夜の日々が続いた頃職場のラジオからこの曲が流れてきた。確か大きな仕事のプレゼンテーションを任され、精神的にも限界が近づいていた頃 この曲のサビが強烈に脳裏を刺激したのを覚えている。Take it to the limit, one more time......この歌詞を頭で繰り返しながら、どうにかくりぬけた思い出がある。最近もかなりヘビーな日々が続いているが、必ず思い出すのがこの曲。オレのiPODの定番。別に精神論を論じているわけではないが、人間ってかなりキャパがあるということとちょっとしてきっかけで更にやる気が起きるということかな?
Saturday, March 04, 2006
Desperado
邦訳はならずもの。すごくこの約平面的で嫌い。ならず者っていうと西部劇の悪者のようなイメージにつながるではないか。この曲はそんな臼ぺっらな内容ではない。自由を求めて世間を渡り歩くギャンブラーを主人公にしたEagelsの名曲である。この曲ですごく好きなフレーズはYour prison is walking through this world all along、おまえが一人でこの世を生きていること自体監獄の中にいるのと同じ。そして最後のIt may be raining, but there's a rainbow above you, youe better let somebody love you before it's too late、雨が降っているかもしれないが、おまえの頭上には虹が架かっている、だから誰かに好かれるようにしろ、しないと手遅れになる。この曲JAO Bandの締めの曲であるが、いつも好きなフレーズを口ずさむとぞくっと来る。何故だろう?この曲はお経の代わりにオレの葬式で流して欲しい。できたらJAO Bandのバージョンで。
Tuesday, February 28, 2006
World Is Waiting For The Sunrise
Monday, February 06, 2006
We're All Alone
今はAORの巨匠になってしまったが、この曲はBoz Scaggsの代名詞とでもいう名曲。タイトルを訳すと、我々だけになってしまった、というような 感じになる。窓の外は雨、いつやむか分からない・・・・・何かすごく雰囲気のある詞。今はAOR、でも、昔はDuane Allmanのようなサザンロックのアーチストとか、スペースロックのSteve Miller、Totoのようなソフィスティケートされたロックアーチストとコラボしていた時もあった。70年代初期はホワイトR&Bシンガーとしても名を馳せたこともある。いろいろと経験して今の彼がある。最近はジャズに傾倒しているようだが、安心して音楽を聴きたいときは彼がその候補に必ず入る。1944年生まれなのでとっくに還暦をすぎているが、どうせだったら彼のように年をとりたい。Bozしかり、Claptonしかり、かっこよく年をとりながら、創造力は昔のままという人は外国には沢山いる。きっと固定概念にとらわれないからかもしれない。見習わなくては!
Monday, January 30, 2006
Time Is Tight
Hammondを弾かせたらちょっとすごいBooker T率いるBooker T & MGsの名曲。といっても知っている人は少ない。彼らの大ヒットは Green Onions。この曲も好きだがTime Is Tightの気持ちよさが大好き。Soul系のインストバンドでは彼らの右に出るバンドは見あたらない。彼らがいたからこそOtis ReddingやStax系のシンガーが世に出たと言っても過言ではない。この曲を聴くたびピアノをマジでやっていればと公開する。Time Is Tight、予定がいっぱいというような意味だが、曲そのものは余裕を感じさせてくれる。たまにやるDJのオレのテーマはこの曲。最近のオレは気持ちの上ではTime is tight。
Saturday, January 21, 2006
Midnight Hour
今朝の朝日新聞によると60年代のR&Bシーンをリードした「不道徳で素敵な」Wilson Pickettが他界した。Stax系では好きなシンガーの一人。彼のノリのいいMidnight Hour, Land of Thousand Dances, Mustang Sallyなどは入れの好きな今日のトップ20に入っている。あの名映画BLUES BROTHERSにも出演しているので名前は知らないけど顔を見た人はいるはず。なにしろ彼の特長は独特のノリ。リズム音痴のオレでも自然と身体が動いてしまう。晩年はいろいろと問題を抱えていたよう。でも、中学生の頃、すごい衝撃をオレに与えてくれたシンガーがいなくなるのはやはり寂しい。今晩は彼の名曲と晩年出したGOSPELのCDを聴いて彼を偲ぼう。ところでゴスペラースは単なるハモ・コーラス隊であることを再度確認したい。アルファベットと漢字の差がある。
Sunday, January 15, 2006
What's Going On
R&BとかSoul Musicにはいろいろなメッセージを含んだ名曲が多くある。前回のA Change is Gonna Comeも人種差別から立ち上がろうとするSam Cookeの強力なメッセージが含まれているがMarvin GayeのWhat's Going Onも強烈なメッセージが含まれている。What's Going On=「何やってるんだ」。この曲の背景にはベトナム戦争が存在するのは言うまでもない。この曲のすごいところは1971年の頃のメッセージが今でも通用すること。アメリカでは海外紛争が起きるたびにこの曲が見直されるとか・・・・・・もしかしたらアメリカって1970年以降成長していないのかもしれない。ベトナムもイラクも同じ考えで起きている戦争・・・・・ということは結果も同じ?そうだとしたらエネルギーと人の貴重な生命の無駄使い?ベトナム戦争と違うのはイラクには日本が参戦している。「何やってるんだ?」
Monday, January 09, 2006
A Change Is Gonna Come
Saturday, January 07, 2006
LA Freeway
大晦日の深夜から元旦の未明にかけて初詣兼初飲み会を近所の神社で実施。地域住民が神聖な気持ちで賽銭を入れて新年にむけてのお願い、お祈りをしている横で一升瓶を抱えて盛り上がっている中年集団,異常だよね。一段落して家に歩いて帰る途中何気なくiPODから最初にきこえてきた曲が何とJerry Jeff WalkerのLA Freeway、と言ってもほとんどの人は知らない曲。この曲は1970年か1971年にアメリカで中ヒットしたフォークロック。LAのような無味乾燥とした都会では生きていられない、だからLA Freeway経由で外に出て行くという内容の曲。なんかすごい曲がオレの今年の最初の曲になってしまった。Nitty Gritty Dirt BandがヒットさせたMr. Bojanglesの作曲・作詞した人といえば少しはわかるかのしれない。たまたまiTune Music Storeで探し当て、ダウンロードした曲。あの頃のLAと今どのように違うのだろうか?もっと無味乾燥になったのだろうか、人間的になったのだろうか、近いうちに自分で確認したい。
Tuesday, January 03, 2006
Ayaka
最近平原綾香にはまっている。公私ともに世話になっている知人の親類ということもあるが、あの気怠さ、そして幅の広い音域が心地いいから。自分の子供と同じ世代の歌手であるが、久々の本格派シンガーではなかろうか?日本の芸能界は欧米に比べ底辺が狭い。ポッと出て、ポッと消える。マスコミは使い捨てのごとく歌手、タレントを使っている。年配の歌手で第一線を張っているものはごくわずか。一度ヒット曲を出せば地方周りでそれなりに食っていける。聴衆もそのときの気分で歌手を評価し、スポイルする。今のところ平原綾香はバラエティ番組に出演しないで、じっくり育てられている。 彼女の場合10年後が楽しみ。それまでマネージメントはじっくり我慢しながら育てて欲しい。最近のカバーCDはおすすめ。
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