Sunday, February 04, 2007

Silver Wings


恐らく一部のカントリーマニアしか知らないMerle Haggardの名曲。アメリカにはairport song、airplane songというジャンルが存在する。特にCountry & WesternそしてFolkに多い。有名なのはPPMのLeaving On The Jet Plane。その他にGordon LightfootのEarly Morning Rain、Susan RayのLA International Airport、The ByrdsのAirport Songなどがある。やはり飛行場って別れの場所だから曲になりやすいのだろう。日本を顧みると桂銀淑の北空港、テレサ・テンの空港がある。

数多くのairport songのなかで好きなのがMerle HaggardのSilver Wings、銀色の翼。
Don't leave me I cried
Don't take that airplane ride
But you lock me out of your mind
Left me standing here behind

置いていかないでくれ
その飛行機に乗るなって頼んだのに
君はドアが閉まると同時にオレのことを心の中から閉め出した
そしてオレは今ひとりぼっちで飛行場にたたずんでいる


すごく女々しい歌詞だが、Merle Haggardが彼特有の荒々しい低音で歌うと女々しさが消えてしまう。

Silver wings shining in the sunlight
Roaring engines headed somewhere in flight
They're taking you away and leaving me lonely
Silver wings slowly fading out of sight

銀色の翼が太陽の光に当たって光っている
エンジンの音が大きくなり出発を告げている
飛行機が君をどこかに連れ去り、オレはひとりぼっち
銀色の翼がだんだん見えなくなっている

出張すると飛行場で時間をつぶすことがある。発着する飛行機を見ながらこの曲をいつも思い出す。