Monday, January 29, 2007

While My Guitar Gently Weeps


オレはThe Beatlesがあまり好きではない。何故か?ガキの頃育ったLAの家の回りは裕福な黒人が多かった。その中にRay Charlesもいた。彼らにThe Beatlesの話をすると馬鹿にされた。男の聴く音楽がR&Bだ、という意識を自然と植え付けられた。それが今も続いているようだ。ただ、George Harrisonだけはそのころからオレの中では特別な存在であった。何故か分からない。彼の音楽に心から触れたのはConcert For Bangla Desh。その中で今はEric Clapton, Leon Russel, Billy PrestonなどをひきいてWhile My Guitar Gently Weepsをやっていた。これを映画館で観たときすごく衝撃を受けた。何せかっこよかったのだ。

それから時は経ち、彼は不幸にも他界したが、昨年末ProducerのGeorge Martinが昔のThe Beatlesのトラックをつなぎ合わせたり、世に出なかったトラックをアレンジした Love というCDが発売された。その中にアコスティックギターのWhile My Guitar Gently Weepsが入っていた。このCDのためにストリングスを被せたらしいが出来は最高。最近自分でもアコスティックギターでやるようになった。

このアコスティックバージョンにはオリジナルにはない歌詞が含まれている。すごく印象的なフレーズである。
As I'm sitting here, doin' nothing but aging
While my guitar gently weeps

どのような意図でGeorgeがこの歌詞を入れたのか分からない。もしかしたらGeorge MartinがこのCDのためにデジタル処理で追加したのかもしれない。

何にもしないで座り続けただ歳をとるだけ
でも、ギターは優しく泣いてくれる

Georgeにはもっと歳をとって欲しかった。