Saturday, December 31, 2005

Rod Stewart


今年のオレの音楽のお気に入りは何か ?って考えたのだが、具体的な曲名が浮かんでこない。もちろんWhat a Wonderful Worldは最高の曲だけど、これは今年に限ったことではない。強いて言えば、曲ではないがRod StewartのThe Great American Songbook Volume 4かな。Volume4ということはすでに1〜3まである。このシリーズはあのRock StarのRodがアメリカ生まれの定番JAZZ & POPSをあの渋い声で彼なりの解釈で歌っているもの。特にこのVolume4をお気に入りにしたのは1〜3のようにRodのソロではなく(一部コラボはしているが)、Diana Ross、Chaka Khan、Elton John、George Bensonなどとコラボしているから。そして選曲がすごくいい。おすすめはChaka KhanとのSam Cookeの名曲You Send Me。自分のiTuneの選曲回数を見てもこのCDの曲がもっとも多く選ばれていた。それにしても海外は60歳近くになってもがんばっているアーチストが沢山いる。励まされると同時に日本の音楽業界の現状を憂ってしまう。来年はどのような音楽に心を奪われるか楽しみである。

Thursday, December 29, 2005

Waltzing Matilda


1960年かその1年前の1959年だったと思うが「渚にて」という映画がヒットした。この映画は確かソビエトとアメリカが核戦争を起こし、北半球が壊滅して、オーストラリア をはじめとした南半球の一部でしか人間が生きることができない、という映画であったような気がする(間違っていたらゴメン!)。この映画の内容は大人になって知ったのだが、この映画のテーマソングは当時から親しんでいた。その名曲は・・・・・オーストラリアの第二の国歌Waltzing Matilda。こちらの方が有名なのではなかろうか?最近NHKのBSで「渚にて」を放映する旨の予告を見て、急に懐かしくなってiTMSでダウンロードした。確かに1960年代前半アメリカと今はなきソビエトがいろいろな分野でしのぎを削っていた。2005年現在アメリカが世界の警察として世界平和を維持しているように見えるが、果たしてそうなのか?60年代のように見えるもの同士がしのぎを削っていたが、今はアメリカ対「見えない敵」である。このまま行くと南半球のような逃げ場もなくなってしまう。下手にすると地球全体で恐ろしいことが起きるのでは・・・・・・そうなった場合、暢気にWaltzing Matildaを口ずさむことはできなくなる。自分でも何を言いたいかわからないけど、この1週間この曲が頭から離れない。それだけ意味を持っているのかもしれない。

Sunday, December 11, 2005

What A Wonderful World

最近の日本の社会は狂っているという以外言葉がない。毎日のように子供や女性が簡単に殺されている。人は殺していないが一連の耐震強度偽装事件も大量殺戮に匹敵する大事件に結びつく可能性は大。政治がいけないのか、教育がいけないのか、原因はいろいろと推測される。いえることはオレを始め人間に余裕がなくなったことは事実。時代はたえず流れているので止めることは不可能。でも、気持ちでその流れからちょっと「降りて」周りを見回すことはできる。四季を反映する自然の営みを見ることもその一つ。せめてそのような余裕は持っていたい。そして、それにマッチした音楽に耳を傾けてみたい。オレはそのようなとき必ずWhat A Wonderful Worldを聴く、そしくちずさむ。いろいろなアーティストがカバーしている名曲。でも、もっとも大らかになれるのはLouis Armstrongのオリジナル版。なかなかワンダフルにならない社会、でもいずれよくなるだろうとささやかな希望をもって聴いている。それにしてもBushは速やかに京都議定書を批准するべき。いまのままだと自然破壊、中東破壊した最悪の大統領で終わる。